2025-06-07 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の上信越道須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発で、イオンモール(千葉県千葉市)は5日、県内最大規模の大型商業施設「イオンモール須坂」を10月3日にグランドオープンすると発表した。テナントは約170店舗。バラエティー豊かなグルメゾーン、子どもやペットと一緒に散策できる庭園などが特徴だ。広域からの集客に期待し、年間来店客数は約750万〜800万人を見込む。
同日、長野市内で記者会見し、全体概要を説明した。コンセプトは「このまちで ずっと つながる つなげる」。久富圭介執行役員は「新しい地域の交流拠点を目指していく」と述べた。
テナントのうち、57店舗が県内に初進出する。北信初出店は45店舗。県内に本社を置く地元企業は32店舗出店する。多彩な専門店での買い物がワンストップで楽しめる。
1〜3階の各階に核店舗の総合スーパー「イオンスタイル須坂」が入るほか、県内随一の47店舗が出店するグルメゾーンを配置。1階に食物販の「SUZAKA蔵」(20店舗)、2階にレストランゾーン(14店舗)、3階に約1,100席のフードコート「FOOD FOREST」(13店舗)を置く。
サブ核店舗は、1階に総合スポーツショップ「スポーツデポ」、2階にアパレルの「ユニクロ」や「ジーユー」、衣料品・生活雑貨・食品の「無印良品」、3階に家電量販店「ジョーシン」、書籍専門店「未来屋書店」、全天候型アミューズメント施設「ASOBLE」が入る。
4階屋上に設ける映画館「イオンシネマ須坂」は、甲信地方初のIMAXシアターを含む全9スクリーンを備える。レーザープロジェクターを導入し、鮮明で迫力ある映像体験ができる。
子育て世代に優しい施設づくりで、3階にキッズエリアを設置。フードコート内には子育て優先エリアも備える。一定の条件下で、施設内外でペットと一緒に過ごせる環境も提供する。
買い物や食事以外に、憩いの時間を過ごせる空間にもこだわった。1階メインエントランス付近のオープンガーデン「SUZAKAノ庭縁(ていえん)」(約4,500平方メートル)だ。
▽地域連携の庭▽キッズの庭&環境共生の庭▽イベントの庭▽集いの庭―の四つで構成。地域連携の庭は、須坂創成高校の生徒が提案したデザインを反映させた。集いの庭には、臥竜公園と同じ桜を植える。
地域との連携にも力を入れる。須坂市と「地域貢献連携協定」、医療法人公仁会轟病院(須坂市馬場町)と「地域の健康増進に向けた協働協定書」、グーライト(須坂市北横町)と「包括連携に関する協定」を結ぶ予定。
岡本隆之ゼネラルマネージャーは「須坂にイオンモールができて良かったと思っていただけるよう努めていきたい」と述べた。
イオンモール須坂は、敷地面積約16万7,000平方メートル。施設は鉄骨造地上4階建て、延べ床面積約9万1,000平方メートル。総賃貸面積は約6万3,000平方メートルで、県内イオンモールでは松本と佐久平を上回る売り場を確保する。駐車台数は約3,700台。
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