【県教委】学科・学年超えた学び地域連携も重視〜高校再編

2022-11-19 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 県教育委員会は15日、県立高校第2期再編に向け、「再編・整備計画2次分」に盛った旧第2通学区(須坂市・小布施町・高山村・中野市・山ノ内町)の須坂東と須坂創成を再編統合する須坂新校について議論する「第7回再編実施計画懇話会」を市生涯学習センターで開いた。前回のグループ討議を踏まえ、両校教諭らでつくる懇話会事務局がまとめた新校の学びのイメージの素案について意見を交わした。
 素案では「総合技術高校(農業科、工業科、商業科)」に「新たな普通科」が加わる新校をイメージした。
 「教科・学科・学年を超えた学び」「地域連携」「キャリアデザイン」を学びのキーワードとし、学科・教科横断型の授業や専門性を生かした学科間連携の充実、学科の枠を超えた探究的な学び、学年を超えた協働学習といった内容を示した。
 地域での学びを推進するための仕組みづくりでは、企業・自治体・大学・研究機関・関連団体などによる「連携会議」の構築や、学校と地域をつなぐ「地域連携コーディネーター」の設置、地域との協働による生涯学習の拠点を挙げた。学びの場を学校だけでなく、地域に求めていくことは「新校に欠かすことのできないもの」(事務局)と説明した。
 懇話会では、素案を基に各グループで討議。「大学のゼミ学習方式の4学科合同の学びを実践してほしい」「普通科のイメージが湧きにくい。他の名称に変更できないか」「基礎学力に関する内容を入れた方がいいのではないか」などの意見が出た。
 次回は12月に予定。修正した学びのイメージの素案について、さらに議論を深める。

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