学びや巣立ち壮大な未来へ〜小学校614人、中学校630人が卒業

2022-03-26 09:25 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須高の小中学校、支援学校では15日から17日にかけて卒業式が行われた。コロナ禍3年目の今年もマスク着用、来賓、在校生の出席制限など、各校で感染対策を講じた。卒業生は友と過ごした思い出を胸に、未来へと歩み出した。本年度の卒業生は小学校611人(須坂市444人、小布施町112人、高山村55人)、中学校627人(須坂市453人、小布施町106人、高山村68人)、須坂支援学校小学部3人、中学部3人。
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 栗ガ丘小の卒業式は17日、同校体育館で行われ、112人が卒業した。6年間のさまざまな出来事は「全部私たちの宝物」―。かけがえのない思い出の詰まった学びやを巣立った。
 在校生(5年生以外は各教室でリモート参加)や教職員、保護者らに見守られながら一人ずつ卒業証書を受け取った。
 松木智子校長は式辞で「コロナ禍において計画通りにはいかない中でも真っすぐ物事を見つめ、受け入れようとする心の準備があった」とたたえた。「夢や目標は実現させるもの。臆することなく自分自身の可能性に挑戦し、自らを高め新たな時代を切り開いて」と期待を寄せた。
 在校生、卒業生ともに合唱を披露した。互いに呼び掛けも交えて思いを伝えた。
 在校生は5年生の他、1〜4年生の代表児童も加わった。「未来に続く大空を力強く羽ばたいてください」とエールを送った。
 卒業生は、大きな声で周囲の人たちに感謝した。「栗ガ丘小学校で学んだことを胸に刻み、夢と希望を抱き、中学に向かって羽ばたきます」と誓った。
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 墨坂中は16日、卒業生163人が保護者や先生たちの拍手に迎えられ体育館に入場。坪井扶司夫校長から、一人ずつ卒業証書を受け取った。
 坪井校長は式辞で、「制約を強いられた学校生活だったが、創意工夫し、何事にも主体的、創造的に成し遂げた3年生の姿は後輩たちの心に焼き付いている」と称賛。日本資本主義の父といわれる渋沢栄一が記した?大きな志と小さな志の融合と調和?について触れ、「大きな立志につながるように、小さな立志を一つ一つ積み重ねていって。強い意思と勇気をもって挑戦し、努力し続けて」と激励の言葉を贈った。
 在校生代表の坂口弥亜(みあ)さんは送辞で「先輩方は頼もしく、私たちの憧れであり誇り。この先、待ち受ける困難に負けず、未来を築いていってください」とエールを送った。
 卒業生代表の宮川奏志(そうし)さんは答辞で「先生、地域の方、家族、仲間、全ての人に感謝したい。在校生の皆さんは歌、清掃、あいさつの3本柱を中心とする墨坂中の伝統を受け継いで。私たちは墨坂中の卒業生として誇りを抱き、壮大な未来へ歩んでいきます」と力強く誓った。
 式典中の校歌などは収録音声。在校生は各教室からリモートで式に参加した。

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