2019-09-28 07:00 am by 須坂新聞
台風17号とその後の温帯低気圧の影響で、県内は23日、各地で強風となり農産物などに被害が及んだ。須高地区ではリンゴ、ナシの落果被害などがあった。県農政部によると、須坂市で約1,295万円、小布施町で約760万円で合わせて2,055万円余となった。市消防本部に設置した風速計で23日午前11時10分に最大瞬間風速25.1mを記録した。
須坂市は千曲川沿岸の井上・日野・豊洲地区の被害が目立った。果樹のほかビニールハウスなど農業施設の破損も一部見られた。
須坂市相之島町のリンゴ畑では、収穫目前の秋映が落ちていた。農家の80代男性は「今回は千曲川沿岸がひどいらしく、ここでも1割ほど落ち、残念だ。加工用になると思う。フジはほとんど落果がなくて良かったが、枝擦れで傷が付いていないか心配。無事に収穫できることをただ願う」と話していた。
各地で田んぼのはぜ掛けが倒れる被害があった。稲を掛け直していた80代男性(塩川町)は「7本のはぜ掛けが全部倒れ、パイプも曲がった。手間は増えたが幸い雨がなく稲は無事だった」と話していた。
市によると、建造物などでは北相之島町の県営住宅のトタン屋根の一部が吹き飛び、市動物園のフンボルトペンギン舎防護策が破損したほか、臥竜山、望岳台公園で倒木、幸高町の住宅でも倒木の危険があるという。
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