2014-04-19 07:00 am by 須坂新聞
JA須高は平成26年度、樹園地を円滑に継承するためJA出資型農業法人を設立する。同法人では就農を目指す研修生(担い手)を育成し、農産物の生産販売・加工、農作業受託(草刈り)事業などを行う。
法人設立は農業者の高齢化と後継者難により、優良果樹農地の減少が背景にある。JA本体の農業経営は組合員の生産活動と重複するため原則認められない。そこで法人の設立を計画、事業収支出計画を立てて健全経営を目指す。定年帰農者への支援、農地集積なども行う。
市が平成24年度に実施した農家組合正会員469人を対象にしたアンケート調査によると、後継者がいる約20%、いない約35%。あと何年従事できるかでは5年以内が約37%。10年以内で約72%。今後の農業経営では、現状維持約52%、規模縮小・やめたい約35%、拡大約4%だった。
また、JA須高が全農長野と共同経営しているAコープすこう店アグリス(高畑町)を平成27年度に株式会社化する方針だ。
最近スーパーやコンビニの進出により、競争が激化する中、収支状況は厳しくなりつつある。県内Aコープ約30店舗を株式会社として一元化することにより、強靭(きょうじん)
な経営体制を構築させ、利用者満足度を向上させたいとする。
両事業とも、5月22日に行う総代会で提案、了承を得たいとしている。
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