須坂商工会議所が恒例の賀詞交歓会

2024-01-24 11:01 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 須坂商工会議所は12日、恒例の「新年賀詞交歓会」を須坂商工会館で開き、会員企業の経営者や来賓ら約85人が出席、新年のあいさつを交わすと共に、地域活性化、地域産業発展への思いを新たにした。
 冒頭、神林章会頭は「元日早々から能登半島地震が発生、一日も早い復興を願うばかりだが、我々はできるだけ日常の営みを継続することが被災地の支援になると考え、コロナ前のように、皆さんと一堂に会する賀詞交歓会を開催させていただいた」。
 「井上地区の大型開発事業は順調に進められ、既に関係者の宿舎などさまざまな波及効果が膨らみつつあり、この事業は我々が過去に経験しなかった、いわば須坂維新、令和維新となるように思う。これから新たな課題が発生しても、お集まりの皆さんとのつながりや会議所のコネクションを活かし『やさしさと活力あふれるまち』へ前進していきましょう」とあいさつした。
 また、来賓の代表が祝辞。このうち、須坂市名誉市民の遠藤守信氏(信州大学特別特任教授)は「世界的な大企業のCEOにはインド人が多い。IBMやNASAの社員の3分の1はインド人。どうしてインド人は成功・活躍するのか、それは『献身・約束・愛』の考え方を持っているから。それはやろうとすればできること。もう一つ大事なことは、インドは100km行くと言葉も文化も違う多様な国だが、その多様性を受け入れている」。
 「信州人はもともと個性豊かで独立心が旺盛。そこはインド人と同じで、この信州人の特色と、『献身・約束・愛』の考え方や多様性を受け入れることを結びつければ世界的経営者が信州須坂から生まれる。須坂は隠れたチャンピオンの集団。ぜひとも、それぞれの事業を発展させ、須坂から世界を目指してほしい。そうすれば須坂市は素晴らしい市になる」と激励した。
 引き続き、浅井洋子市議会議長の乾杯で祝宴に入り、和やかな交流が繰り広げられた。また、会場には能登半島地震被災地支援の募金箱が置かれ、多くの人たちが協力、38,000円の善意が寄せられた。

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