2021-07-31 07:00 am by 須坂新聞
オリオン機械(須坂市幸高、太田哲郎社長)が1957(昭和32)年に完成し、63年には生産台数月産300台を超え、酪農機械メーカーとしての地位を固めるきっかけとなった「国産初 電気搾乳機 バケットミルカーDK―5?型(1957製)」が、日本機械学会の「機械遺産第105号」に認定されることが決まった。8月7日の「機械の日」に認定証と感謝状授与が行われる予定だ。
国立大学法人信州大学工学部機械システム工学科の榊和彦教授が推薦した。
同社の前身、合資会社共栄精機製作所時代の56(昭和31)年、地元酪農家が「安価な搾乳機が作れないか」と提案。既存真空ポンプ技術を生かして電動搾乳機の開発を始めた。
認定の理由は 1.日本初の電動の真空発生装置を備えた電動搾乳機で、外国製より安価で搾乳の重労働から酪農家を解放し、経営の高効率化が可能となり国内酪農の普及の先駆けとなった 2.乳製品も市場拡大し国民生活に大きな変化をもたらした 3.その後の酪農関連機器や国産初のドライポンプなどの開発の基礎となった―とした。
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