【高校再編】須坂東と須坂創成を再編統合〜県教委が2次案示す

2021-04-03 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 県立高校の第2期再編に向け、県教育委員会は3月25日の定例会で旧通学区4カ所の再編対象校名などを盛り込んだ「再編・整備計画2次案」を公表した。このうち、旧第2通学区(須坂市・小布施町・高山村・中野市・山ノ内町)は須坂東と須坂創成、中野立志館と中野西をそれぞれ再編統合する案が示され、2007〜18年度に進めた第1期再編計画で誕生した中野立志館(07年度)と須坂創成(15年度)が再び再編統合の対象校となった。旧第2通学区は現在の5校(須坂市3校、中野市2校)から3校になる。
 2次案によると、須坂東と須坂創成は再編統合で、普通科を併設した総合技術高校「須坂新校(仮称)」とする。実社会の課題発見・解決に生かすための教科横断的な学びをベースに、地域課題と向き合い、納得解を導き出す力や論理的に分析・思考する力、新しい価値を発想・創造する力を育成する新しいタイプの高校を構想。
 学科や教科の枠を超え横断的に学ぶ職業系専門学科と、地域課題に着目した実践的な探究活動に取り組む新たな普通科の特長を生かし、個々の生徒の可能性や能力を引き出すことを目指す。
 一方、中野立志館と中野西は再編統合して「中野総合学科新校(仮称)」とする。環境や国際理解などの課題について、生徒同士や教員、地域住民とともに学び合う、地域の学びの拠点となる新たな高校を構想する。
 再編統合の対象校となった須坂創成同窓会の荒井清治会長は「地域の子どもたちは地域で育てるのが基本」とし、少子化が進む中での高校再編に対しては理解を示す。急速に変化する社会の中で、次代を担う人材を育てていくためには「将来を展望、開拓していける力を養う教育が大事」と強調。総合技術高校と普通高校の統合については「生徒たちにとって学びの幅が広がるメリットがあるのではないか」と前向きに受け止めている。
 須坂東同窓会の浅井洋子会長は「100年を超える伝統ある高校が無くなってしまうのは寂しい」としながらも、「先に進むためには仕方のないこと」と受け止めながら、「須坂東の良い校風を残しながら再編を進めてほしい。これを契機に、県はさらに教育に力を入れ、より良い学校をつくってもらえれば」と期待する。
 県教委は今後、複数回の住民説明会を開く予定で、地域住民に再編・整備計画の説明や周知を図るとともに、県議会等での議論を経て同計画を確定する。確定後は再編対象校に加え、対象校が所在する地域とともに検討を進め、統合新校ごと個別の再編実施計画を策定。準備が整い次第、具体的な再編・整備に着手していく。

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