2021-01-23 09:05 am by 須坂新聞
長野電鉄は、新型コロナウイルス感染症の影響で列車の利用客が大幅に減少していることなどから、今春予定しているダイヤ改正で運行本数を上下線合わせて約20本減便し、終電の繰り上げなども行う。詳細は2月中旬ごろ発表する。
2020年4〜9月の全体の利用者は前年同期に比べて29.3%減少、定期外の利用者に限れば50.7%も減少した。その結果、2020年度上半期の鉄道事業の営業収益は対前年の61.8%(約4億円減少)と、「創業以来100年間に経験したことのない減収」(同社)に見舞われ、「人の動きや消費などの動向が新型コロナウイルス発生前の状態に戻ることは難しい」と判断して、さまざまな見直しを進めることにした。
運行本数は利用が減少している時間帯で上り・下りそれぞれ10本程度減便、終電は30〜50分程度繰り上げ、土曜日にも日祝ダイヤを適用する。
また、今夏をめどに駅のサービスの見直しも図る。終日または時間帯によって無人となる駅を拡大するため、カメラやインターホンなどを設置して遠隔で問い合わせなどに応じる「駅遠隔案内システム」を導入するほか、定期券の販売を長野・須坂・信州中野の3駅に集約、これに合わせて、いつでもどこでも購入可能な「スマホ定期券」を導入する。
同社は「北信地域の交通ネットワークを維持し、さらに効率よく運行できるように、運行体系を全般的に見直すことにしたもので、ご理解いただきたい」としている。問い合わせは鉄道事業部運輸課(須坂駅西)☎026-248-6000まで。
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