2021-01-01 07:00 am by 須坂新聞
新型コロナウイルスの影響で今夏に延期された東京オリンピック・パラリンピック。須高出身では、男子50km競歩で小布施町大島出身の荒井広宙(ひろおき)選手(32、富士通)、女子競泳で須坂市村山町出身の佐藤綾選手(26、新潟医療福祉大職員)、女子バレーボールで須坂市豊丘上町出身の山岸あかね選手(29、埼玉上尾メディックス)の五輪出場が期待されている。「競技を楽しむ気持ちも大事に」(荒井選手)「選考会まで悔いのないよう取り組む」(佐藤選手)「何事もポジティブに」(山岸選手)。それぞれ前を向いて進む。
荒井選手「競技を楽しむ気持ち」
荒井選手は、残り一つの五輪切符を懸けて、4月の日本選手権に臨む。「勝つための準備を進めながら競技を楽しむ気持ちも大事にしている」。激戦が予想される勝負のレースに照準を合わせる。
「ここ数年は思うような結果が出せていない。もう一度這い上がりたい」。リオデジャネイロ五輪銅メダルなど国際大会で活躍してきたベテランにとって、近年はもどかしさとの闘いでもあった。
モチベーションの維持や周囲の期待による重圧、新鋭の台頭…。一昨年、昨年には故障も経験した。そしてコロナ禍。そんな逆境の中で込み上げてきたのは、まだ選手として無名だった時代のような「純粋に競技を楽しむ気持ち」だ。
「結果を出せていなかったころの自分を思い出した。練習はしんどいけど、楽しさを感じる瞬間が多い」
最大の目標は、東京五輪でのメダル獲得。原点回帰の心境で、歓喜のゴールに向かう。
2021-01-01 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy