2020-11-21 07:00 am by 須坂新聞
飲食店で食事をする際、外したマスクを適切に一時保管―。
企画・デザイン・印刷のオフセット(須坂市境沢町、藤沢秀樹社長)と、信州オーガニックフーズ(須坂市幸高町、黒柳直人社長)が運営するレストランのキャステロドラゴーネは、意見を交わし改良を重ねて、使い捨てのマスクケースと、専用のスタンドを作った。オフセットが製作。ドラゴーネが来店客一人一人に無料配布し、食事中の不安を削減するサービスの一環として好評だ。
マスクケースは、ウイルス滞在時間が比較的短いとされる紙製の折り畳み式。イラストと日本語、英語で使い方を記した。汎用のプラスチックスタンドに「マスクケースはこちらへ 食事後にはマスクをお忘れなく」と記した色違いのカードを一台ずつにはさみ、再び会話が始まる頃にはマスクを装着するよう促している。
黒柳社長は「飲食業はエンターテインメント。コロナ下、居場所を求めてわざわざ来て下さるお客さまにストレスを与えてはいけない。食事が並ぶ机上の空間を大事にするために、マスクケースはスタンドに立てたいと思った。価格、効率、空間など総合的に満足していただくためにも、安心・安全のサービスは必須」。
またオフセットの谷本浩営業グループ部長は「我が社のコロナ関連グッズとしては、手指消毒用マットに次ぐ商品。開発に当たって黒柳社長に相談を持ちかけ、良いものができたと思う。マスクを外すシチュエーションではマスクケースが当たり前になっていけば。地域の飲食店にもさらに提案していきたい」と話す。
ドラゴーネは「須坂市新型コロナウイルス対応型地域活力創出事業等補助金」を利用して、会計スペースの飛沫防止カーテン設置や換気のための網戸取り付けなどを実施。同時に今回のマスクケースと専用スタンドを導入した。
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