【台風19号から1年(1)】豊洲地域〜早めの避難へ事前準備を

2020-10-10 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市豊洲地域公民館(小島町、吉川一夫館長)は、昨年10月12日に県内に最接近した台風19号による豪雨で床上30cmほどの浸水に見舞われた。周辺一帯が冠水したため、10月13日は立ち入り禁止となり、水が引いた14日朝から吉川館長ら3人の職員が片付け作業から業務を開始した。昭和55(1980)年の開館から40年目。床上浸水は初めての経験だったという。
 館長は10月2日の取材に「昨年10月14日は中央公民館に連絡を取り、地域館から応援を要請した。15人ほどで片付けや掃除、畳上げなどをした。泥だらけのため何度も掃除をした。復旧に1カ月以上かかった」。
 1階の床面積は222平方メートル。実習室で水に漬かった調理用フライパンや鍋、ボール、ザル、ガスこんろ、木製調理台は取り替えたり、作り替えたり、処分した。冷蔵庫、冷凍庫は正常に作動するため使っている。
 図書室の本(市立須坂図書館蔵書)は、最下段が水に漬かったため除いた。全体の1割ほどが漬かった。
 奥の和室は水を含んだ畳やふすまを取り替えた。トイレは便座を取り替えた。1階倉庫に保管したリンゴジュース60本は、水に漬かったため処分した。
 空調設備の室外機8台は取り替えた。位置は地上30cmから80cmに上げて設置した。
 部屋の使用制限は昨年12月9日に図書室、実習室が、同17日に和室が解除された。
 吉川館長は「豊洲地域(8町)は崖上、崖下の地形の関係からか市が実施した避難行動アンケート結果に意識の差が表れている。堤防は大丈夫という安心感もあったのか。救命ボートで救出される人を出さないよう早めの避難が必要だ」。
 豪雨災害から1年。「去年の経験はあるがソフト対策は改善、改良しなければならないことが多分にあると思う。雨の夜の危ない状況の中で避難ルートをどう考えるか。命を守る避難について意識改革をどう進めるか。事前の準備も必要で、認識をしっかりしておいた方がいい」と話す。

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