2020-09-26 07:00 am by 須坂新聞
内閣府は、積極的な社会参加活動を通じていきいきと充実した生活を送り、全国に紹介するにふさわしい活動を実践している高齢者のグループや団体として、「須高防犯協会連合会女性指導員ず」に「社会参加章」を贈り、その功績を讃えた。このほど、市役所で伝達式が行われ、須高防犯協会連合会長でもある三木正夫市長から、正副代表の竹前みち子さんと飯塚一子(かずこ)さんに賞状と盾が手渡された。
内閣府では、高齢者や高齢期を迎えようとする世代の生き方の参考にしてもらおうと、年齢にとらわれず、自らの責任と能力でいきいきとした生活を送っている「エイジレス・ライフ」実践者に「エイジレス章」を、社会活動を実践するグループ・団体に「社会参加章」を贈っている。
「須高防犯協会連合会女性指導員ず」は平成20年度に発足。須高防犯協会連合会女性部の歴代正副部長、須高ホワイト・エンジェルス隊の歴代隊員、須高少年警察ボランティア協会の歴代会員、各地区の歴代防犯指導員らで構成し、現在メンバーは26人、平均年齢は69歳を超える。
活動対象は主に子どもや高齢者らで、記憶に残してもらう「リメンバー作戦」と称して▽近所や通学の子どもたちへのあいさつ運動▽子どもたちに防犯紙芝居やダンスで自分の身を守る方法を指導▽「こどもを守る安心の家」の訪問や提言活動▽啓発用防犯グッズの作成や街頭啓発▽特殊詐欺被害防止のための寸劇やダンスで高齢者に注意を喚起―など多岐にわたる。
メンバーはそれぞれの団体で長年活動してきた経験を生かして現役の相談に乗ったり、活動の手助けを行うなど、現役が活動していく上でなくてはならない、縁の下の力持ち的存在になっている。
須坂市では過去に7人がエイジレス章を受章しているが、社会参加章は初めて。伝達式で、三木市長は「皆さんは防犯や健全育成のためにさまざまな活動を行い、安心安全な地域づくりに多大な貢献をされている。本当にありがたいことで、これからもよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。
これに対して、竹前さんと飯塚さんは「このような栄えある章をいただき、ありがとうございました。地域から犯罪がなくなるように、これからも仲間と共に、女性のソフトな面を生かして、自分たちができることを明るく元気にやっていきたい」とあいさつした。
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