【熱中症】「危険な暑さ」に注意して〜搬送半減も、屋内で多発

2020-08-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 8月に入って日本列島は「危険な暑さ」と言われる猛暑に見舞われ、熱中症が多数発生している。須高地区はどのくらい暑かったのか―。須坂市消防本部に設置している気象観測装置のデータで昨年と今年の7月と8月を比較すると、意外にも昨年の方が暑かったことがわかった。熱中症も半減しているが、今年は「マスク熱中症」という新しいリスクもあり、同本部は注意を呼び掛けている。
 7月(全31日)を比較すると、30度以上の真夏日は昨年12日、今年2日。35度以上の猛暑日は共になし。平均気温は昨年24.0度、今年22.9度。最高気温は昨年34.9度、今年32.2度。
 また、8月(お盆休み終了の16日まで)を比較すると、真夏日は昨年は全16日、今年15日。うち猛暑日は昨年10日、今年3日。平均気温は昨年28.7度、今年26.9度。最高気温は昨年37.1度、今年37.2度。
 今年は梅雨明けが8月1日までずれ込み、その後の一気の暑さに体が慣れておらず、体感では今年の方が「危険な暑さ」を感じている人も多いと思われるが、データでは7月は明らかに昨年の方が暑く、8月も猛暑日や平均気温を見ると、月前半は昨年の方が暑かったことを示している。
 なお、今年の熱中症患者の搬送は8月19日現在で20件。前年同日は37件を数えており、ほぼ半減している。
 20件の内訳は▽発生場所=須坂市12件・小布施町5件・高山村3件▽屋内外の別=屋内10件・屋外10件▽性別=男性7人・女性13人▽傷病程度=中等症6人・軽症14人。
 同本部警防課では熱中症患者搬送の統計を2010年度から取り始めているが、過去10年間の最多搬送は18年度の54件、最も遅い発生は10月8日。
 同課では「今年は屋内での発生が増えている。今年は新型コロナウイルスの感染防止でマスクをすることが多い。屋内での発生増加がマスク着用の影響によるものかどうかは分からないが、マスクをすると体内に熱がこもりやすい。ソーシャルディスタンスを確保した上でこまめにマスクをはずし、水分や塩分を補給してほしい。熱中症は10月まで発生しているので、夏が過ぎても油断せず、十分な対策を心掛けて」と呼び掛けている。

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