【須坂市】台風19号により仮置き場に搬入された災害ごみの中間処理開始

2020-02-08 09:19 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市は令和元年台風19号災害(昨年10月12日に最接近)により日滝原産業団地内仮置き場に持ち込まれた災害ごみのうち、未処理分について、3日から現地での中間処理を始めた。木くずや廃畳、プラスチック、混合廃棄物等の総量を832トンと推計する。内訳は可燃物76トン(9.1%)、廃畳216トン(26%)、木くず440トン(52.9%)、混合廃棄物100トン(12%)。
 「廃棄物の処理および清掃に関する法律」では、一般廃棄物(災害廃棄物)は域内処理が市町村の責務とされる。市は昨年10月の専決処分と今年1月の臨時市議会に災害ごみ処理経費約1億6,000万円を計上した。財源の97.5%は国から(補助金と交付税措置)。残りは市負担。
 中間処理の委託先は三重中央開発(三重県伊賀市)。環境省や県の情報提供と技術的助言を受けた。同社(大栄環境グループ)は長野市や千曲市でも災害廃棄物処理を行った。
 現地に機械をリースで設置した。破砕施設は1時間に31トンの処理能力がある。処理物を建設機械でつかんで自走型の破砕機に投入。切断テーブルが2軸で回転し、破砕処理物はベルトコンベアで外部に排出する。
 その後、自走式ふるい機(1時間当たり61トンの処理能力)に通してごみを選別。可燃系は長野広域連合が運営する「ながの環境エネルギーセンター」(長野市)に搬出する。金属類は売却する。
 発災直後の10月14日から27日にかけて、被災者やボランティア、自衛隊、法務省矯正局・長野刑務所など大勢が被災地から災害廃棄物を仮置き場に搬入して分別作業を進めた。
 可燃ごみの大半はながの環境エネルギーセンターへ。不燃ごみは須坂市清掃センター(米子)へ搬入した。家電は家電リサイクル法により処分した。残ったがれき、木くず、廃畳などを仮置き場に置いていた。
 災害ごみの分別度が高かったことから市は今月末までの期間に処理を終えたい意向だ。
 業務委託先から5人の従事者が滞在する。
 塚瀬信昭さん(大栄環境グループの大栄環境株式会社粉河リサイクルセンター課長代理、和歌山県)の話 破砕能力31トン毎時は、通常の20トンに比べると驚異的だ。初期段階の処理が多いので、形状が限定されないあらゆるものが処理できる。砕いて細かくしてベルトコンベアでは金属類も選別する。ふるい機は不燃・可燃に分け、さらに金属類を分別する。当地は畳、木くずなどに分別していて手間と時間が格段に省略できる。乾電池や家電用バッテリーなど出火につながる危険物も取り除かれていて安心して作業ができる。

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