2019-09-14 07:00 am by 須坂新聞
JAながの須高ブロック管内の4カ所全てのブドウセンターで露地ブドウが出荷され、11日には主力品種のシャインマスカットが須坂共選所(相森町)で初の出荷となり、果樹王国・須高の秋の味覚の本格的なシーズンがいよいよ始まった。
シャインマスカットをはじめナガノパープル、有核・無核の巨峰などは10月末まで関東や中京、関西方面を中心に出荷されている。11月中旬以降はシャインマスカットの冷蔵物を年明けまで長期間販売し、歳暮やクリスマス、年末年始などの需要に応える。香港や台湾への輸出にも積極的に取り組む。ブドウ全体では100万ケース(1ケース5kg)を見込んでいる。
今年は梅雨時の日照不足や8月の高温などの影響でブドウの出荷が例年と比べて5日ほど遅いが、甘みも房型も良好に仕上がった。須坂市日滝地区で栽培している古川孝美さん(高山村松原)は「7月の日照不足などの影響で、今年のブドウはやや小粒だが糖度は順調。べと病や晩腐病などの被害もあったが、農協の技術員の指導もあり乗り越えてきた。これから秋雨による裂果も心配だが、いいブドウを皆さんに届けたい」と話す。
営農部販売企画課の前澤純一さんは「今年は天候に悩まされる日が続いたが、農家の皆さんの生産努力で良好に仕上げていただいた。皆さんに応えるためにも、少しでも手取り向上につなげていきたい」と話している。
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