2018-08-27 08:29 am by 須坂新聞
県内で初めて開催された第42回全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」の吟詠剣詩舞部門が11日、須坂市メセナホールで開かれた。単独や複数校で構成する24府県の代表チームがそれぞれ吟や舞を披露。会場には愛好家や関係者ら約960人が訪れ、勇壮華麗な空間を舞台上に創り出す高校生たちの発表に、大きな拍手を送っていた。
吟詠剣詩舞は漢詩や和歌に独特の節をつけてうたう「吟詠」や吟詠に合わせて剣や扇を手にして舞う「剣舞」「詩舞」を総称した日本の伝統芸能のこと。
この日は15分ほどの出演時間内に各チームが工夫を凝らした発表を行った。吟詠に合わせて書道や華道を披露するチームもあった。
このうち、長野県代表チーム(12校・19人の生徒で構成)は大トリで登場。国民の祝日「山の日」にちなんで山をテーマに、剣舞、扇舞、合吟で構成する構成吟「祝う山の日」を披露した。須坂創成高の小口栞奈さん(3年、若穂保科)と山崎華蓮さん(1年、若穂綿内)は漢詩の途中に和歌を入れた難しい合吟に挑戦し、2人でハーモニーを奏でた。
小口さんは「和歌のところのタイミングやハモリが難しく、練習では相手の声につられてしまうこともあったけど、今までで一番の出来だった。開催県で大トリというプレッシャーはあったが、うまくできた」と笑顔。
山崎さんは「漢詩と和歌の組み合わせは他県にはない発表でよかったと思う。他県の発表を聞いて刺激にもなった。詩吟を知らなかったり、やっている人が少ないので、やってみたいと思う人が増えてくれればうれしい」と話していた。
信州総文祭は7日から11日までの5日間、文化系の活動に取り組む全国の高校生が28部門に分かれ、県内17市町の各会場で日頃の活動の成果を披露した。来年は佐賀県で開かれる予定。
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