2018-08-11 07:00 am by 須坂新聞
任期満了に伴う県議選(来年4月)の須坂市・上高井郡区に関野芳秀須坂市議(64、須坂市上八町)が出馬の意向を固めた。現職村石正郎氏(78、須坂市下八町、自民党県議団、6期)は6日の取材に「任期満了まで全力で職責を果たす。次期は後進に道を譲りたい」として出馬しない意向を明らかにした。現職堀内孝人氏(69、須坂市中島町、自民党県議団、1期)は同日の取材に「出馬は前向きに検討中」とした。9月ごろ、支持者に直接訴えるものとみられる。
関野氏は市議4期目で昨年2月から議長を務める。経済建設・総務文教・予算決算特別・議運の各委員長や副議長を歴任した。
高齢化とともに財政需要が増すが、須高3市町村の効率的な広域連携や農業振興、青少年健全育成など須高地域住民の課題解決に意欲を示している。
村石氏は自身の去就について、県会6月定例会終了後に判断すると決めていたという。取材に「須坂創成高校の完全統合が実現し、いろんな面で区切りがついた」とした。
後援会幹部に相談。幹事長でもある関野氏の出馬の意向を確認。5日の拡大役員会で、後援会として関野氏を推薦する―と満場一致で決定したという。
村石氏の後援会「須高を愛する会」は、故田中英一郎氏の後援会名を継承した。田中氏が7期務め、村石氏が6期目。半世紀、存在感を示している。
一方、2年前の参院選県区に初当選した杉尾秀哉氏の議員誕生を後押しした野党共闘の流れをくむ「民主政治を進める須高地区連絡会」(9団体)が6月、結成された。候補者選びが続いているものとみられるが、現在、一本化に至っていない。
構成団体の一部からは「盆明けに集まって話を進めねば」との声が聞かれる。構成団体は連合長野須高地区連合会、須高地区労連、須高地区労組会議(以上呼びかけ人)、部落解放同盟須高地区協議会、共産党、社民党、憲法9条を守る須高連絡会、戦争をさせない1000人委員会須高、民主政治をめざす須坂市民連合。
須坂市・上高井郡区は定数2。選挙は合区となった平成11年から5回。11・15・19年は3人が立候補した。23年は無投票。前回27年は4人が争った。
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