就労を考える機会に〜タンザニアの孤児が須坂を訪問

2018-08-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 東アフリカ・タンザニアからの来日孤児4人(12〜15歳)が2日、須坂市内の学校や医療機関、温泉施設などを訪れた。孤児たちがいずれ自立し、就労について考える機会になればと、孤児支援に取り組むNPO法人ムワンガザ・ファンデーション(小林フィデア理事長=飯綱町)が招いた。
 孤児たちを現地で支援するNGO(非政府組織)「ソンゲア・女性と子らの支援団体」(SWACCO=通称・スワッコ)のマネジャー、カストリ・ウェロさんが同行。ムワンガザ・ファンデーション副理事長の嶋田秀樹さん(須坂市田の神町)が引率した。行程の調整は須坂市観光協会が協力、各訪問先が快く受け入れた。
 将来、教師やエンジニアになりたいという夢を持つ子がいることから、須坂創成高校を訪問先に組み入れ、校内の教室やパソコン室、図書館、、実習庭園などを平沢一教頭らの案内で見学した。
 支援団体がタンザニアの施設居住棟周辺で整備を行う際、さまざまな機械を使う様子を見てものづくりや機械に興味を持ったというギフティ・ゴニャニ君(13)は、工業科棟にあるフライス盤などの工作機械や溶接機を間近で見ながら「すごく楽しそう。やってみたい」と瞳を輝かせた。
 また、ブドウや野菜のほ場へも足を伸ばすと、教師志望のレヘマ・マサンガさん(12)は、勉強する場所が教室だけではない事に「すごい。うらやましい」と話していた。
 この後、森上小では身体検査をしながら、村田博子養護教諭から保健衛生について話を聞いた。また県立信州医療センターではナースステーションを訪れたり、レントゲン室、ICU、手術室などについて、宮崎ゆか副看護部長らから説明を聞いた。医者、看護師になる夢を抱くアンジェラ・ムベレさん(15)、ステラ・ルオガさん(14)は、初めて見る医療の先進的な環境に驚きを隠せない様子だった。
 このほか、湯っ蔵んどではパンやアイスクリーム作りなどを体験した。
 嶋田副理事長は、「現地の施設で暮らしていると、接するのはお医者さんか学校の先生に限られてしまいがち。日本を訪れるチャンスを生かし、例えば病院には医師、看護師のほかにも重要な仕事をする人たちが大勢いること、また社会にはさまざまな職業があることを知ってほしい」と話した。
 また 見学後のミーティングで「帰国したらみんなに話したい」「日本で勉強するにはどうしたらいいの」など前向きな感想が次々に出たという。
 4日夜には、須坂卓球協会の子どもたちと交流。昨年、卓球道具の寄贈を受けたことなどに改めて感謝の気持ちを伝えた。
 一行は7月24〜28日に東京で開かれたKWN・グローバルサミット(パナソニック主催)に参加するアフリカ地域のキッズジャーナリストとして招待され来日。その後、理事長宅がある飯綱町に滞在してさまざまな交流体験をし、9日に帰国した。

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