【長野広域連合】一般廃棄物最終処分場が着工〜工期は2020年9月末

2018-08-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 長野広域連合の一般廃棄物最終処分場の建設工事安全祈願祭が8日、須坂市仁礼町の建設地(旧土取場)で開かれた。広域連合が長野市と千曲市に建設するごみ焼却施設から出る溶融スラグなどを埋め立てる。工事は8月中旬から本格化する。工期は2020年9月末まで。
 最終処分場はオープン型で、敷地面積約10.6ha、埋め立て面積約1.67ha、埋め立て容量約85,000立方メートル。
 埋め立て地の遮水構造は二重遮水シート+電気的漏水検知システム。埋め立て物などの流出を防ぐ貯留構造物は盛り土堤防式。ほかに防災調整池(容量約5,400立方メートル)や地下水・雨水・浸出水集排水設備、浸出水処理施設、モニタリング井戸4カ所などを設ける。周囲には緩衝緑地を置く。埋め立て期間は15年間。
 発注者の加藤久雄広域連合長(長野市長)は「地域の皆さんの日常生活に迷惑がかからないよう、安全に配慮して工事を進める。施設の運営は周辺環境に十分配慮して、安全安心な施設を目指す」とあいさつした。
 施工者代表の佐久間昭男・戸田建設名古屋支店長は「処分場としての機能だけでなく、周辺環境の保全、安全性、利水への配慮などが求められる工事。無事故、無災害で高品質に仕上げたい」と述べた。
 須坂市の三木正夫市長は本紙の取材に「仁礼町区の皆さんに、広域連合に必要な施設として理解いただき、また、研究していただいたおかげ。工事が無事進むことを願っている」と話した。
 広域連合が長野市に建設中のごみ焼却施設は、来年3月から本稼働させる予定。千曲市に建設するごみ焼却施設は現在、用地取得などを進めている。8月3日に建設工事請負契約を結んだ。工期は2021年9月末まで。

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