2018-07-21 07:00 am by 須坂新聞
パネル討論に先立って、約30年前に須坂の町並み調査に携わり、市旧小田切家住宅調査委員会顧問なども務めた、全国町並み保存連盟理事の西村幸夫さん(神戸芸術工科大学教授)が講演した。
西村さんは須坂の町家を「武家屋敷風などもあり、造りに個性があり、多様。豪壮で、商家や製糸家などが競い合うように建てた豊かな歴史があり、それを実感できる。これだけ意匠が多様な所はなかなかない」と評価した。
約30年前と現在の蔵の町並みなどの写真を比較しながら「建物は生きている。変わっていく。一方で、変わっていない所もある。それが住んでいる人にとって地元のアイデンティティーになる。変えてはいけない所、もっと良くしていく所、変えて便利にしなければならない所がある。それがどこかを、皆で考えてやっていく必要がある」と話した。
須坂は歴史と現代がうまく共存できる町になっているとし、「もっと磨きをかけることで、もっと魅力的になる」と呼びかけた。
2018-07-21 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy