2018-06-30 07:00 am by 須坂新聞
最大震度6弱を観測した18日の大阪府北部地震で、倒壊したブロック塀の下敷きになり女児が死亡したことを受け、須高3市町村でも学校などの危険箇所を把握して対応するための調査が行われている。
須坂市は、2011〜12年度と14年度に安全点検を行った市内の小学校11校の通学路沿いのブロック塀について、27日から市職員がその後の状況を調べている。危険箇所は所有者に改善などの対応を依頼する。
以前の点検は建築基準法施行令に基づいて行った。機器を使って鉄筋がきちんと入っているかを調べるなどした。11〜12年度は「改善が必要」が459件、「一部補修、補強などで維持可能」が442件あった。14年度はその後の状況を調べ、それぞれ398件、426件に減っていた。結果は所有者に伝えた。
今回の調査は7月中に終えたい考え。
小布施町教育委員会は、町内の小中学校と幼稚園、保育園に、地震で危険と思われる箇所があるかどうか尋ねた。26日現在、栗ガ丘小から、学校南側の旧正門など敷地内5カ所が挙がっている。
栗ガ丘小から、倒壊などの恐れが指摘されたのは、旧小学校正門のほか、玄関ロータリーの銅像と校歌石碑と一茶句碑、北校舎西側ベランダ、旧PTA会館、二宮尊徳の石像。ほかに学校近くの通学路のブロック塀や皇大神社の石塀なども挙げられた。
中島聰教育長は「教育委員会で現場を確認し、実際に危険な状態なら、移すか撤去か、なんとかしたい」と学校敷地内の対応について取材に答えた。
高山村教育委員会は現在、通学路にあるブロック塀箇所の調査を進めているほか、村内の小中学校と保育園からは20日までに、危険と思われる箇所の報告を受けた。今後、小学校敷地内の傷みがある擁壁2カ所を点検する方針。なお、小中学校と保育園にブロック塀は設置されていない。
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