2018-06-02 07:00 am by 須坂新聞
須坂市豊丘財産区は、五味池破風高原自然園の第一駐車場南側に、オートキャンプ場を整備し、6月中旬から営業を開始する。近年、キャンプ人気が高まっていることなどから、同自然園振興策の一環として、豊かな自然を生かしてアウトドアを楽しんでもらう。
オートキャンプ場は約4,000平方メートル。駐車場だった場所を活用した。水道やトイレなどを備える。専用の管理棟は設けず、既存のつつじハウスなどで受け付けや利用者対応する。最大約20組が利用できる。キャンピングカーでの利用も可能。1区画2,000円。事前予約が必要。営業は10月末まで。
同自然園は、以前は春から秋にかけて、牛の放牧も行っていた。頭数減少などによる放牧休止から約10年が経つことから、観光主体の新たな振興策に取り組むことに。
毎年6月は群生するレンゲツツジが見頃を迎え、多くの観光客が訪れる。それ以外の時期のさらなる誘客を図るため、キャンプ場を運営することに。
近年はアウトドア人気や、キャンピングカー、キャンプ用品の充実などで、若者や家族連れを中心にキャンプやバーベキューを楽しむ人が増えている。
オートキャンプ場のほか、7月〜10月は団体や家族向けに、同自然園にあるログハウスやつつじハウスを、デイ(日帰り)キャンプで利用できるようにする。利用料は1人1,000円。有料でジンギスカン鍋なども提供する。
同財産区議長の市川公夫さんは「標高約1,500mにあるので、夏は涼しく、星空もきれい。善光寺平や北アルプスなどの山々を望むことができ、山登りも楽しめる。キャンプとセットで多くの人に利用してもらえるようにしたい」と話している。キャンプの予約は市川さん☎026-248-2064まで。
なお、同自然園に群生する県内最大規模のレンゲツツジは30日現在、咲き始め〜5分咲き程度となっている。豊丘財産区によると、天候にもよるが来週末ごろから見頃を迎えそうという。
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