【特殊詐欺】須高が狙われている〜緊急対策会議

2018-04-28 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署と須高防犯協会連合会はこのほど、須高地区で特殊詐欺の被害が相次いでいることから、緊急対策会議を須坂駅前のシルキーホールで開いた。同連合会傘下の職域防犯協会に所属する金融機関や企業などから約40人が参加、同署の和田行雄署長と近藤俊也生活安全課長が発生状況を説明し、被害防止へ協力を呼び掛けた。
 同署によれば、須高地区の特殊詐欺は昨年1〜4月はゼロだったが、今年は4月25日現在で7件(須坂市4件・小布施町3件/オレオレ詐欺4件・架空請求詐欺3件)発生、合計で753万円がだまし取られた。また、金融機関やコンビニエンスストアなどの水際では15件を阻止、合計で1,903万4,000円が守られた。
 このほかにも、特殊詐欺に類似した事案として、3月に須坂市の60代女性が電話だけのやりとりで知らないうちにインターネットバンキングに契約され、650万円をだまし取られた電子計算機使用詐欺が発生している。
 会議で和田署長と近藤課長は、須高地区の最近の傾向として?平日の昼間、頻繁に高齢者宅にだましの電話がかかってきている?長野電鉄の駅周辺を現金やカードの受け取り場所に指定している?一般住宅まで現金やカードを取りに来ている―ことなどから、「須高地区が犯行グループから集中的に狙われている」とした。
 その対策として、防犯カメラやドライブレコーダーの設置で犯罪が起きにくい環境づくりや事件に遭遇した際の防衛を図ることなど犯罪への抵抗力強化を呼び掛けると共に、「特殊詐欺撲滅3ない運動+1(プラスワン)=渡さない!払わない!電話に出ない!振り込ませない!」を合言葉に、各種団体と連携して被害撲滅に向けた活動を一層強化していくことなどを確認した。

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