【平昌五輪】峰の原で米国選手が五輪前の調整〜いい環境で練習調子も上向き

2018-02-17 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 冬季オリンピック平昌(ピョンチャン)大会のスノーボード男子大回転に出場するアメリカ代表のマイケル・トラップ選手(29)が12〜15日、五輪前の最終調整を行うため、須坂市の峰の原高原スキー場を訪れた。
 マイケル選手は9日の開会式に参加し、10日にコーチとともに来日。同スキー場で4日間、自身の滑りの調子や感覚を確かめながらトレーニングを行い、本番(予選22日、決勝24日)に備え、16日に韓国へ向かった。
 「県内にスキー場は多いが、硬いバーンで雪質もよく、コンパクトで練習効率がいい」とコーディネーターの森治人さん(白馬村)が同スキー場関係者と知り合いだったことから、マイケル選手に峰の原高原を紹介した。
 現地での公式練習は競技日前の数日間に限られるため、マイケル選手からは韓国から離れ、リラックスした雰囲気の中で練習ができる環境を求め、「五輪代表に選ばれたら日本で合宿がしたい」と昨秋ごろから相談を受けていたという。
 来日は3年前に旭川で行われたワールドカップ以来2回目。峰の原高原は初めてだが、「コースの距離もちょうどよく、コンパクトなスキー場で練習がしやすい」と気に入った様子。自身の住むマサチューセッツ州の町も都会ではないといい、「とても過ごしやすくて、いい調整ができている。いい状態で韓国に乗り込めそう」と手応えを感じていた。
 11日には地獄谷野猿公苑にスノーモンキーを見に行った。温泉が大好きで、「サルを見ていて自分も入りたくなった」。峰の原高原にも「ぜひ、また来たい」と話していた。
 マイケル選手は173cmの細身で日本人に近い体形をしている。シャープな動きなど日本人の参考になる滑りをするのが特長。「調子は上向いている」といい、初出場の五輪に向けて、「メダルを取れるように頑張るのはもちろんだが、結果ばかりを気にせず、自分の滑りができるように集中して頑張りたい」と決意していた。

2018-02-17 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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