空き家適正管理で協定〜3市町村とシルバー人材C

2017-11-18 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高3市町村は13日、須高広域シルバー人材センターと「空き家等の適正管理に関する協定」を結んだ。関係者が出席して市消防本部で合同締結式を行った。放置された空き家が増加傾向にあり、地域の生活環境などへの影響が懸念されることから、各市町村が空き家所有者に対して、同センターが行っている空き家などの管理業務を紹介し、適正管理につなげる。
 同センターはこれまで、住民から依頼を受けて、空き家を含めた住宅の草刈りや樹木の手入れ、伐採などの業務を行ってきた。本年度から見回りも始めた。また、国と市から補助を受けるなどして、空き家などの管理業務に関するコーディネーター2人を配置したり、作業マニュアルを作成するなどした。
 そうしたことから、各市町村が空き家所有者から相談を受けた際などに、同センターを紹介したり、広報紙などでPRする。
 3市町村を代表して三木正夫市長は「適正管理されていない空き家が、住民の生活に悪影響を及ぼす恐れがある。少しでも減らすことが求められている。連携、協力しながら適正管理を進めていきたい」とあいさつした。
 同センターの島田勝太理事長は「所有者に安心して任せられ、地域の皆さんに喜んでもらえるように努めたい」と話した。
 なお、市は平成27年度に各自治会からの情報提供などで、空き家が477件あることを把握。そのうち「倒壊の恐れが認められるもの」2件、「倒壊の恐れが認められ、倒壊した場合に隣接の建物や道路に影響があるもの」83件だった。
 町は28年度、協定を結んでいる東大が町内の空き家活用のために行った住民からの聞き取りや目視調査で、253件の空き家があることを把握した。
 村は28年度の調査で134件の空き家を把握。そのうち、「ほとんど管理されていないため損傷などが著しく進行している家屋」3件、「あまり管理されていないため、老朽化に伴い損傷などが目立つ家屋」24件だった。

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