須坂市豊丘地区の住民有志〜 坊平を「民話の里」新名所に

2017-10-21 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市豊丘地区で、地元の民話にたびたび登場する「坊平(ぼうだいら)」の地を今後の地域活性化に生かそうとする動きが出ている。これまで隠れていた資源の価値を見直し、新たな名所にすることで「民話の里」の魅力をさらに高めたい考えだ。
 17日はその足掛かりとして、豊丘地域活性化連絡協議会の有志7人が、坂田正さん(豊丘上町)の案内で、地域住民に親しまれてきた寺久保観音のルーツとされる坊平の聖大寺(せいだいじ)跡を探索した。
 寺久保観音にまつわる民話では、坊平にあった聖大寺がさびれ、その後、寺久保に観音堂が建てられたと伝えられている。
 豊丘にある寺久保観音堂跡は、永禄2(1559)年の大雪と融雪で古観音が流出したため、翌年に地元の有志6人が再建。昭和30年ごろまで豊丘の「観音様」として慕われ、春の縁日には多くの出店でにぎわったという。34年の相次ぐ台風で大きく破損したことから、観音を上原(うわはら)組の旧公会堂に移して祭り、現在に至っている。
 参加者はこの日、県道五味池高原線沿いから山に入り、カラマツ林の中に平らな場所を発見。ストックで地面を突きながら寺の痕跡を探し、ほぼ直線上に四つの土台石と思われる箇所を確認した。
 同協議会事務局長の小林道男さん(豊丘上町)は「坊平は五つの民話に出てくる。『民話の里』の原点とも言える」と思いをはせる。聖大寺跡以外にも、豊丘を見渡せる場所があることから「豊丘を見守ってきた場所ではないか。改めて見直す機会にしたい」と話している。
 今後は、聖大寺跡の説明看板の設置を検討。来春に再び調査する予定だ。隠れた桜の名所という寺久保観音堂跡にも看板を設け、桜とともにPRしていきたいとしている。

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