「創成高」間もなく開校〜農・工・商の総合技術高に期待

2015-03-14 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂園芸高校と須坂商業高校を再編統合して誕生する新校「須坂創成高校」が間もなく開校を迎える。園芸、商業両校の伝統を引き継ぎながら、新たに農・工・商の3学科を備えた総合技術高校としてスタートする。開校式と入学式は4月7日、須園キャンパス体育館で行われる。平成27年度の募集定員は農業科と商業科が各120人、創造工学科40人の計280人。28年度末に園芸、商業両校が閉校し、29年度から完全統合となる。
 教育目標には産業構造の変化に柔軟に対応し、専門力と創造力を兼ね備えた人材育成などを掲げる。「須坂から世界へ羽ばたく創成力」がキャッチフレーズだ。
 カリキュラムは、学科横断と学科連携でより広い専門性を身に付けることが特色。中でも農業と工業の学科連携による「植物工場」は、新分野の産業に対する学習として期待されている。販売を視野に入れると、将来は商業も含めて考えられるという。
 各学科では1年次に基礎を学び、2年次からコース別学習に入る。農業科(3学級)は小学科とコースを選択。このうち園芸農学科は果樹、野菜・花き、作物の3コース、食品科学科は微生物バイオ、食品製造の2コース、環境造園科は緑地計画、造園技術の2コースがある。
 新設される創造工学科(1学級)は、学校と企業が協力して生徒を育てる「デュアルシステム」の導入が大きな特徴だ。市内外の企業でつくる「生徒実習受け入れ協力企業会」(51社)の協力で、企業での就業体験(2年次)や実習(3年次)に取り組む。コースは、精密機械とメカトロニクスを設ける。
 商業科(3学級)は会計マネジメント、IT、ビジネスプランニングの3コース別に学習する。県内では先駆けという、海外との商取引を前提とした学校設定科目「ビジネス英語」を新たに導入し、国際社会に必要な能力を養成する。
 行事はマーケット、収穫祝、課題研究発表会の伝統を受け継ぎ、各学科相互乗り入れで取り組む。クラブ活動は運動系、文化系、農業系、工業系、商業系で設置。すでに運動系では合同練習を始めているクラブもある。
 新校開校に伴う施設整備では、園芸高敷地内に先ごろ、工業棟(鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積2,292?)が完成した。
 今後は、管理商業科棟の建設を計画。平成28年度に着工予定で、完成は30年ごろを見込む。農業科の学科改編により、植物工場に関わる実習室なども検討されている。
 校舎は開校から平成29年度まで須園、須商両キャンパスに分かれ、30年度以降、須園キャンパスに3学科の生徒がそろう。須商キャンパスは体育施設として活用する。

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