2015-02-28 07:00 am by 須坂新聞
須坂園芸高校は、このほど開いた第41回全国造園デザインコンクール(日本造園建設業協会主催)で、造園科の石原洸太君(3年、須坂市高橋町)、原美波さん(同、小布施町六川)、神林芽泉さん(同、須坂市幸高町)が入選、堀沢陽花さん(同、木島平村)、栗林勝太君(同、中野市)、中村春香さん(2年、長野市若穂)が佳作を受賞した。合わせて、同校は最も優れた高校に贈られる文部科学大臣賞も受賞した。通算9回目。
同コンクールは、高校、大学、一般の3部門で、▽住宅庭園▽街区公園▽商業施設▽実習作品―の課題で作品を募集した。高校の部には全国30校から295点が寄せられ、入選12点、佳作6点、奨学賞22点が選ばれた。
石原君は街区公園で「水の流れるアスレチック公園」をテーマにデザインした。園内に池や壁泉、噴水、水路、巨大アスレチックを設けるなどして、水と自然から癒しを感じられるようにした。「水のせせらぎの音を聞くと安らぐので、多く取り入れた。立体図を描くのが大変だったが入選できてうれしい」と話した。
原さんは街区公園で「青と緑の溢れる憩いの空間」をテーマに創作した。休養ゾーンに足湯を備えたあずまやを置いて、休憩しながら植物や花壇を観賞できるようにした。遊戯ゾーンには植物を使った迷路やアスレチックを設けて、子どもたちが伸び伸びと遊べるようにした。「自分で行ってみたいと思う公園になった。分かりやすいデザインにするのが苦労した」と話した。
神林さんは商業施設で「私と自然とエコロジー」をテーマにデザインした。敷地内をバリアフリーにし、広々とした園路を配置。自動潅水システムを用いた壁面緑化、緑のカーテンを設けるなどして人と環境に配慮した。「何度もテーマを変えて、そのたびにゼロから考えたので大変だったが、納得いく作品になった」と話した。
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