【須坂市議選?】市議選投票所別の投票率

2015-02-07 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市議選(1日投開票)の投票率が過去最低を更新し、5割を下回る49.18%となった。告示前の本紙の取材では、60%台前半や60%と前回4年前を上回る見方から50%を切り、45%まで下がるとする見方があった。
 投票所別で低い方から、第11(31.96%)第6(34.24%)第3(35.30%)第14(35.73%)第5(38.14%)第9(38.75%)第12(39.79%)―の7投票所が40%を切った。このうち、3投票所には候補者が1人以上住むが、必ずしも近い存在ではなさそうだ。
 残る9投票所は40%台。最も高かったのは候補がいない峰の原高原(47.40%)。残る8投票所には候補者が住んでいる。
 4年前は年明け早々に選挙戦の構図(定数20を22人で争う)が確定し、告示前に選挙ムードが高まっていた。今回は年明け後も選挙戦の構図がはっきりせず、一時無風ムードが流れた。告示の4日前に21人目が名乗りを上げ、届け出準備が告示前日に整い、一転、超短期決戦に突入した。
 加えて、再選を目指す現職の政治活動(後援会入会活動)が活発だったのかも投票率低下を考える上で重要との指摘がある。
 一方、大きな争点の有無とは別に、候補や選挙に対する有権者の期待が低く、関心が薄い状況を危ぶむ声も小さくない。行政に対する関心も同様に低いのではないだろうか。
 投票率の長期低落傾向は議会制民主主義の危機。行使する有権者(若者であっても)の自覚が問われている。

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