ピアノの音色にうっとり〜山本貴志さんが小山小でショパン演奏

2015-01-31 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 小山小学校(児童数429人)で26日、長野市出身のピアニスト・山本貴志さん(31、ポーランド在住)のコンサートが行われた。児童たちは、表現豊かなプロの演奏を間近で見つめ、ショパンの名曲に触れた。また山本さんの伴奏で校歌を歌ったり、「ピアノの練習法は?」「苦労したことは?」などの質問をし、和やかに交流した。
 市文化振興事業団が行うまちかど無料コンサート「メセナの風コンサート」の学校訪問イベント。山本さんは2005年、ショパン国際コンクールで4位に入賞した実力派で、現在は世界を舞台に活躍する。前日にはメセナホールでコンサートを開いた。
 この日、山本さんは「200年前に作られた曲が、今でもたくさん残っているのはすごいこと」とショパンの魅力を話し、『ノクターン2番』『マズルカ』『雨だれ』『ワルツ』を披露した。
 また、自身が5歳の時、幼稚園の先生が弾くピアノの音色に憧れて習い始めたエピソードを紹介。「好きで始めたことなので、ずっと続けていられる」と話し、「体調が悪い時でもショパンはすばらしい曲を作った。みなさんがもし、嫌なこと苦しいことがあっても、その時に得たものは、きっと自分にとって大切なものになると思う」と、児童たちに語りかけた。
 児童代表で歌声いっぱい委員会委員長の矢沢亜美佳さんは「プロのピアニストの演奏会は初めてで、演奏する山本さんの手の迫力にびっくりした。校歌も一緒に歌うことができ、貴重な体験になった」と、感謝していた。

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