2015-01-10 07:00 am by 須坂新聞
県立須坂病院の斉藤博院長は、5日の仕事始めの式で、玄関前スペースを活用して平成29年度に3階建て新棟を建設したい考えを表明した。
さらなる発展を目指し、新棟に盛り込む内容は?地域医療を支える総合診療機能(外来診療)の拡充?消化器がん等の早期発見とこれらの技術を医療者に指導する場としての内視鏡センターの拡充?健康管理センター(健診と人間ドック)の拡充―を柱に構想中だ。
今年4月に始まる地方独立行政法人県立病院機構の中期目標(次期5年間)では、医療・介護サービスの十分な提供体制の確立などを柱に、同院では?地域医療を提供?地域包括ケアシステムへの参画?高度・専門医療を提供?災害医療への対応?地域とのネットワーク向上?人材育成・確保?県民の視点に立った安全安心な医療提供―などを担う。現在、中期計画も策定中だ。
須坂病院のこれからについて、斉藤院長は「4月から始まる中期計画の中で予算化し、新棟を建設したい。新たに医師を招いて診療体制も充実させ、期待に応えたい」とした。
27年病院スローガンは、大きな体制変化を見据え、「変革(イノベーション)」と定めた。「形を変える改革ではなく、根本的に変える意。第2期は新たな地方独立行政法人須坂病院の形を全員でつくり、構想を実現してほしい」と述べた。
2月には健康管理センター(人間ドック)の機能評価(医療機関の第三者による客観的評価)を受審する。
昨年は複数の課題に対応するため、「ミッション」をスローガンに掲げた。主には?南7階病棟に地域包括ケア病棟を新設?歯科口腔(こうくう)外科を開設?病院機能評価受審―に取り組んだ。
26年統計では、退院4,768人、出生295人、死亡退院246人。前年同様に出生数が死亡数を上回った。
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