松川四季の道が完成〜旭ケ丘地域づくり推進委

2015-01-10 07:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon 須坂市の手作り普請協働事業で、旭ケ丘地域づくり推進委員会の旭ケ丘地域づくり推進プロジェクトを中心に3年がかりで進めてきた市道松川堤防沿線2号線の舗装工事がこのほど完了した。先月18日、大豊橋付近の現地で竣工式を行い、関係者約30人が完成を祝った。同市道は一年を通じて北信五岳や根子岳など四方に絶景を望み、ランニングや散歩をする人たちが多く行き交うことから「松川四季の道」と呼称し、地域に広めていく。
 松川堤防の管理道路(長野電鉄線路〜大豊橋、1,180m、幅3m)は平成23年12月の市議会で市道に認定された。以降、年に1度、旭ケ丘地区4町と、新田町、小島町、豊島町の住民が労力を提供し、市が用意した材料で採石ならし作業を実施。舗装工事等は業者が行った。
 竣工式で来賓の三木市長は「地域のみなさんの手で築いた道は愛着もひとしおと思う。旭ケ丘地域の絆とパワーで今後も一層地域を発展させて」と祝辞。須坂建設事務所維持管理課の丸山栄司課長は地域をあげての河川愛護に感謝し、併せて健康増進などでの有効活用に期待した。
 また旭ケ丘地域づくり推進委員会の栗林恒男会長(松川町区長)は謝辞で、「住民の協力で竣工した『松川四季の道』からの景観は間違いなく全国レベルの素晴らしさ。多くの人に魅力を発信したい」と話した。
 同プロジェクト・松川河川敷活用チームの吉田洋委員長は取材に「地域のエリアを越えた呼び掛けに、新田、小島、豊島3町が快く協力してくれてありがたかった。今後は松川橋から上流の舗装、改修などの早期実現を目指していく」と話していた。散歩でよく利用するというある住民は「きれいになった道に犬のふんが落ちているのを見かける。道路を守るにはマナーを守ることが大事」と、道路愛護に対する住民意識の高さもうかがえる。
 総事業費約1,500万円のうち約120万円は地域発元気づくり支援金を活用した。舗装工事は筑波道路、須高建設が行った。

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