2015-01-01 07:00 am by 須坂新聞
3月14日に北陸新幹線が金沢に延伸開業する。長野―金沢間では飯山駅が新たに停車駅となるほか、長野駅は新駅ビルの建設や善光寺口駅前広場の整備などを実施して活性化や誘客態勢を整えている。長野駅には現行の27往復を大きく上回る41往復、飯山駅には12往復の列車が停車する予定で、観光などへの波及効果が期待される。
■須高も長期視点波及効果期待
須高地区でも新幹線延伸による新たな観光客誘致を期待する。須坂市では観光協会が昨年11月、新幹線延伸と善光寺御開帳に向けて、市内への誘客を進める専任チーム「寄っとくらいプロジェクト」を立ち上げた。今月中に具体的な活動内容を決めて着手する。
プロジェクトリーダーの本藤浩史さん(糀屋本藤醸造舗社長)は「金沢延伸で新幹線の利用者が増えることは確実。そこで須坂を知ってもらい、御開帳期間中や延伸開業直後ではなくても、その後、『須坂に行ってみようか』と思ってもらえるようにPRしたい。私たち迎える側のおもてなしの意識もより高めたい。今回で終わるのではなく、長期的な視点で取り組みたい」と話す。
小布施文化観光協会の市川博之会長(松葉屋本店社長)は「金沢を通して関西方面からお客さんが来てくれることを期待している。延伸開業からしばらくは通過地点になるかもしれないが、その後、来てもらえるようになれば。観光協会として特別な取り組みは予定していないが、これまで行ってきた各地でのPR活動などを継続させていきたい」とする。
信州高山温泉郷観光協会の関谷小一郎会長(風景館社長)は「東京と金沢がつながると、より多様なルートで訪れてもらえるようになる。延伸開業ですぐに観光客が増えるわけではないが、PR活動などを地道に続けて呼び込めるようにしたい」と話している。
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