2014-08-30 07:00 am by 須坂新聞
須坂市井上町の農家金井弘さん(55)は今年から、ブドウ棚を活用してカボチャを栽培している。収穫期を迎え、大きく育った実が棚のあちこちからつり下がり、珍しい光景となっている。
知人から手の回らなくなったブドウ畑を借りて、その一角約10?で「くりあじ」約100本を栽培した。ブドウの木を抜いてから、6月に種をまいた。つるが伝うように支柱を立てた以外は、棚をそのまま利用した。草刈りを1度しただけで、後はほとんど手をかけなかったという。
27日に、直径20?前後に実った約50個を初収穫した。「地面に接していないので、下部が変色せず、全体が鮮やかな緑色で、形も整っている。手間もかからない。こんなにうまくいくとは」。
来年から「太陽に一番近いカボチャ」として本格的に栽培する予定で、販売ルートが課題という。
今後はスイカやキュウリ、ウリなどの栽培も試す考え。「ブドウは手間がかかるので、やめてしまう人が少なくない。ブドウ棚の有効活用につなげ、取り組む人が増えれば」と話している。
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