墨坂中美術部〜願い書き入れ灯籠作り

2014-08-02 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 墨坂中学校美術部(24人)は28日、水彩やマーブリング(墨流し)などさまざまな技法を用いた図柄と願い事を書き入れた灯籠を作った。今月9日に臥竜公園で開催予定の「竜ケ池灯籠流しの夕べ」で池のほとりに飾り、幻想的な明かりを添える。
 イベントを主催する南部地域づくり推進委員会が、28?四方の木材や和紙などを用意。竜ケ池灯籠作り指導員の河野清一さん(常盤町、81歳)が組み立て方を指導した。四方を囲う和紙は、生徒が事前に描いてきたひまわりや風鈴などの夏らしいデザイン。その中に「世界平和」「家族がずっと幸せでいられますように」など、さまざまな願いが添えられていた。
 美術部長の勝山詩乃さん(3年)は「部活動で地域の行事に参加できてうれしい。みんな、思い思いの絵が描けたと思う」と話していた。
 南部地域づくり推進委員会は平成17年、地域活性化とふれあいを目的に「竜ケ池灯籠流し実行委員会」を組織。昭和20年代まで竜ケ池で行われていたお盆行事の灯籠流しを復活した。今年は10回目の節目を迎える。
 例年、実行委員会による事前の灯籠作り教室を、南部地域7町の公民館や育成会、小山小、森上小などで開くが、今年はさらに墨坂中と常盤中の美術部も加わった。
 9日の「竜ケ池灯籠流しの夕べ」は、午後6時半までに臥竜公園の弁天島前に集合。6時40分から開会式、灯籠行列。7時から、子どもたちが作った灯籠を水面に浮かべる。
 また手持ち花火大会などもあり、家族、地域ぐるみで夏の風物詩を楽しむ。

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