【須坂市】理科大好キッズ育成事業って?

2014-07-26 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 小山小6年生は18日、工学博士の東裏雅司さん(東京都)を講師に迎え、「空気の力」をテーマにした理科の授業を受けた。身近な道具を使って行う興味深い実験やモデルロケットの打ち上げに、児童たちの関心が高まった。県の高校再編で来年度、総合技術高校の須坂創成高校が開校することから、理科好きな子どもを育成しようと、須坂市が市内の全小学校6年を対象に行う「理科大好キッズ育成事業」の一環。23年度から行い、ことし4年目。
 6年東組の授業で東裏博士は、飛行機や自動車など、身の回りで「流体力学」が生かされていることを説明した。また、底がないプラスチック製のコップに発泡スチロール製のボールを入れ、下からドライヤーで風を送る実験を披露。コップの向きによってボールの浮き方が異なり、児童は「何で?」「すごい!」と驚いていた。
 児童たちは紙コップの側面からストローを差し込んで息を吹き込み、ボールを吸い寄せる実験に挑戦。東裏博士が「ストローの角度が成功のコツ。コップの中で竜巻が起きる」とアドバイスすると「遠心力で中から引っ張られるんだ」と納得する児童もいた。
 理科が大好きという宮崎友嗣君は「ドライヤーの風でボールが浮き、それ以上高く上がらない理由がよく分かった。すごく楽しかった」と話していた。
 理科大好キッズ育成事業は信大と市の包括的連携協定に基づいて実施。教授らを講師に「空気の力」「超低温の世界」「光はおもしろい」「人体の仕組み」のテーマで各校を巡回している。

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