「5くばり」って?〜須坂商工会議所が接客セミナー

2014-06-28 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂商工会議所と中小企業相談所は19、26日、同会議所で接客セミナーを開いた。本年度で5回目となり、両日合わせて約30人が受講。自分自身を磨き、顧客満足度を高めるためのヒントを学んだ。
 このうち19日は、元女優でOfficeアイム代表の森川あやこさんが「感動を創造する!お・も・て・な・し」と題し、実践を交えながら相手に感動を与えるおもてなし術などを指導。17人が受講した。
 森川さんは、業種を問わず顧客の感動や満足を意識して働くことが重要だとし「常日ごろからお客様の立場で考えること」と強調。「おもてなし」には?表裏なし?心から持って成す―という意味があり「仕事の中でこれを強化していくことが大事」と話した。
 その中で、相手の心をつかむための「3K(感謝・感動・感激)」を示し、「この3つを育む接し方を」とアドバイス。普段から工夫できる「目配り」や「気配り」などの「5くばり(目・手・耳・気・心)」も紹介し、実践を促した。自身は手配りとして、普段からハンカチを2枚(自分用と他人用)持ち歩いているという。「日ごろからやっていることが仕事にも生きる」と述べた。
 また、相手に心から喜んでもらうためには「入りやすさ」や「過ごしやすさ」などの「『やすさ』の工夫」を勧めた。好印象を与える表情や話し方、人間関係をスムーズにさせる反応(さすが、いいですね、すごい、え〜、お〜)なども細かく説明した。
 他にも相手に合わせた接し方の大切さを示し、まずは「相手を感じることが最も大事」。そのことが気付く力を高め、工夫・継続・行動することで人の心をつかんでいくとした。職場内の人間関係、環境を良好にすることも、おもてなしを実現させるための要素に挙げた。
 森川さんは「きょう紹介したことは人の習慣に関わることばかり。何か一つでも毎日続けてもらえれば皆さんもお客様も幸せになる」と呼び掛けた。
 26日は、ジャーナリストで中小企業診断士の瀬戸川礼子さんが「事例満載!顧客満足度を高める仕組み」をテーマに講義した。

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