【記録的大雪】須坂市〜大型除雪機活用し対応

2014-02-22 12:35 pm by 須坂新聞

お知らせ icon 2週続けての大雪は、須高地区の市民生活に大きな混乱をもたらした。特に15、16日の記録的な大雪で県内外の幹線道路が通行止めとなり物流がストップ、生活道路にも雪があふれた。行政や住民らの懸命な除雪にも関わらず、道路では多数の車が立ち往生し、スリップした車を協力して押し出す光景も数多く見られた。地域の足となる電車やバスも運休、学校では登校時間を遅らせる措置が取られた。各種イベントも中止となった。一方、各教育施設では保護者や住民らも加わって除雪に汗を流すなど地元の思いが示され、各地域でも住民が協力して除雪、助け合いの輪が広がった。須高の動きを総力取材した。

 須坂市は15日午前0時から除雪態勢を最高水準の第3配備(市内全域に積雪20㌢以上の場合、道路河川課内の全職員出動態勢)に切り替え、除雪を開始した。市内を15ブロックに分け、市や委託業者所有の大型除雪機(ドーザー類)19台と凍結防止剤散布車2台をフル活用して対応している。16日正午には市大雪災害対策本部を設置し、情報収集や対応に当たっている。
 すざか市民バスや長電バスは、仙仁線と山田温泉線が16日正午から終日運休。北相之島線は18日午前11時〜午後3時に運休した。屋代須坂線は18日に全区間を運休。19日は松代〜須坂間で運行した。
 市指定天然記念物の「万竜寺のクマスギ」(亀倉町)は15日午後1時ころ、枝が折れ、隣接個人宅駐車場屋根を破損した。高さ30m、幹回り5.5mの古木。昭和61年告示で市の木。
 復旧作業は所有者が行う。市は文化財の保存および活用事業補助金交付要綱に基づき、折れた枝の処理費用の5分の3を補助する。屋根の復旧費用は補助対象外のため、所有者が相手方に賠償する。
 一方、臥竜公園は松が倒れ、竜ケ池周遊路をふさいだが、木を切断し、歩行可能に。このほか、南園の遊具用テントや休憩テントなど大小4基が倒壊するなどの被害があった。
 市が市内各区に貸与や譲渡する小型除雪機は、現在市内に78台が配備される。どか雪対策は備え(点検整備)と運転が大事になる。

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