須高地域の在宅療養と連携考え集会〜医療介護を専門職が説明

2014-02-08 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高地域医療福祉推進協議会(事務局・須坂市)は先ごろ、シルキーホールで「須高地域医療福祉を考える集い」を開いた。約90人が出席。知っていると安心の在宅療養と介護について、8人の専門職が介護保険制度の仕組みや医療福祉体制などを説明した。
 高齢社会の近未来には、急性期病院(急性期に対応する須坂病院など)の平均在院日数は現在の半数の10日となる。その後、慢性期(亜急性期病床=回復期、回復期リハビリ、慢性期病床=轟病院など)を経て、在宅で療養する介護期に移る。地域全体で医療体制が完結する時代を迎えている。
 回復期病院(新生病院など)は、病気や骨折などの病状の安定後に集中的にリハビリを行う。①筋力増強や歩行訓練、まひ回復のための運動を行う理学療法②日常生活動作の回復を促すための作業療法③聞く・話す・読む・書くの言語に関わる障害とのみ込みに関する訓練を行う言語療法―がある。
 同病院の入院は①脳卒中②大腿(だいたい)部の骨折③圧迫骨折(発症初期)④廃用症候群(入院による体力低下で動けなくなる)―と診断された人などが適用となる。介護保険の申請ができ、家屋調査と住宅改修が提案される。介護指導、一次的な施設利用などを経て自宅へ戻る。
 介護保険は、要支援1・2該当者は介護予防サービスを、要介護1〜5該当者は介護サービスを利用できる。
 在宅で利用できるのは、訪問サービスでは訪問介護や訪問入浴介護など。施設に通う通所サービスは、通所介護(デイサービス)や通所リハビリテーション(デイケア)、短期入所(ショートステイ)など。福祉用具のレンタルや福祉用具購入費の支給、住宅改修費の支給もある。
 施設サービスは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設(老人保健施設)、介護療養型医療施設(病院の療養病床など)に区分される。
 介護保険のサービス利用料は本人が1割を負担し、9割は保険から給付される。ケアマネジャーがサービス計画書を作成する。
 訪問看護は、かかりつけ医の指示に基づく尿管の交換やストーマ(人工肛門)ケアなど医療処置、在宅酸素や人工呼吸器など医療機器の管理などを24時間365日対応する。
 訪問介護は、身体介護と生活援助がある。
 介護老人福祉施設は生活の場。入浴や排せつ、食事などの介助、機能訓練、健康管理、療養上の世話が受けられる。介護老人保健施設は、在宅復帰を目指す中間施設として病院と自宅をつなぐ。看護や医学的管理下での介護、機能訓練などの必要な医療、日常生活の世話が受けられる。
 かかりつけ医は、何でも相談でき、必要なときには専門医や専門医療機関を紹介でき、頼りになる。特定健診の受診をきっかけにかかりつけ医を持つことが安心につながる。
 約1時間半の専門職による説明を聞いた出席者のうち、40人がアンケートに回答した。年代は50代24%、60代37%、70代18%。大半が中高年。
 事務局の市地域医療福祉ネットワーク推進室によると、出席者の反応は、サービスの流れや内容が分かってよかった▽介護者の立場で構成されていた▽地域でのサポート体制の充実はありがたく、安心した。今後も充実を―との声があった。
 今後、回答結果を集計し来年度の活動に生かしたいとする。

2014-02-08 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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