高和製作所と角藤2社が日滝原分譲契約結ぶ

2014-02-08 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 県営日滝原産業団地第8-1区画(須坂市日滝虫送3500番地7、1.88ha)に鋳物製品製造の高和製作所(長野市篠ノ井、高沢宏次社長)が新工場用地を取得し進出する。一方、第8−2区画(同3500番地52、1.88ha)に鉄骨工事業の角藤(長野市南屋島、大久保公雄社長)がヤード(製品置き場)用地取得で進出する。6日、県庁で県が両社とそれぞれ分譲仮契約を締結した。同産業団地(須坂市、高山村)は全入居が決まった。
 高和製作所(昭和35年創業、従業員37人)は本社工場の老朽化と受注増による生産拡大により、地盤が固く、立地形状がよく、広さ約2.5倍の8-1を購入した。新工場は60m×110mの平屋(高さ10m以上)に事務所棟(2階建て)と営業倉庫を一体に建設する計画。今年計画、来年着工、再来年稼働を予定。従業員は10人ほどを地元採用中心に検討中。用地・設備費を含め建設費は約18億円と試算。
 角藤(昭和8年創業、従業員約600人)は同団地(高山村分)に2区画(鉄構事業部と橋梁事業部)を操業中。大久保社長は「建設関連の現場労働力が全国的に不足し、工場での加工需要が高まり、鉄構需要が大きい」とし、増産に対応した「製品の簡易置き場で当面使いたい」。従業員は高山エリアに100人ほど(農園除く)。
 両用地の分譲募集単価は1平方メートル当たり19,000円ほど。
 阿部知事は「平成9年に募集を始め全18区画にご入居いただき、節目の調印。産業が元気な県に最大限努力したい」。地元の三木市長は「両社の高い技術力を新たにできる須坂創成高校にも活用させてほしい」と述べた。
 須坂市は昨年から新産業団地調査研究委員会を3回開いて次に備えている。法律などの手続きがあるため課題の検討を進めている。
 産業連携開発課は「まずは候補地を選定したい。社会情勢や企業動向をみながら検討していく」と話す。

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