やすらぎ会に厚労大臣表彰

2014-01-18 10:16 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市内のボランティア団体、やすらぎ会(中尾照美会長、北沢安子前会長、約40人)は、総合福祉施設「須坂やすらぎの園」(本郷町)にある喫茶コーナー「いこい」を平成8年8月から毎日午前10時〜11時に開き、施設利用者や家族に飲み物を提供したり、話し相手になっている。先ごろ、25年度ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰に輝いた。
 設立以来、年中無休(年末年始やお盆も)で運営している。
 平成5年に開所した同施設内に同8年、サンルームが設けられ、交流空間ができたことから、施設側がボランティアによる喫茶提供を要望。利用者の家族と社協ボランティア講座で施設見学した女性二人が中心になって会員を募って始まった。
 材料代は施設側が出し、コーヒー・紅茶は1回50円、カルピス・こぶ茶・緑茶は10円で利用できる。すっかり定着し、注文は1日60杯ほど。施設内の出前も多く、注文者の好みを把握し、熱く、冷たく、甘くなど細かな注文にも応じる。
 設立当初から参加する大谷秀子さんは「元気な利用者が多く、世間話をしたくて待っていてくれたり、楽しい会話の中から教わることも多かった」と設立当初を振り返った。
 今月6代目会長に就任した中尾会長は「市の保健補導員会長の時にボランティア募集の記事を見て日滝地区の補導員に声をかけて参加したのがきっかけ。17年継続する会員の皆さんの努力は素晴らしいとあらためて感じた。人が変わっても続けてこられる女性パワーはすごい」と話す。
 会員は男性も2人。
 大島順道統括施設長は「自然なコーディネートと喫茶利用で若返り、リハビリにもなっている。館内散歩で通る園児や小中学生ボランティア、視察来訪者など人の往来もあり、社会性が培われ、認知症の抑制効果もある」と運営に感謝する。
 会は平成23年に市長表彰(善行功績)に、同24年には県知事表彰(ボランティア功労)に輝いた。

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