台湾の修学旅行生と交流定着

2013-12-14 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 修学旅行で県内を訪れた台湾新北市の私立醒吾(せいご)高級中学の生徒36人が3日、須坂高校を訪れた。授業を体験したり生徒会主催の交流会に参加するなど、同世代の学生との交流を楽しんだ。
 日本の高校に当たる同高級中学の一行は、数人ずつのグループに分かれて授業を見学、家庭科の授業では、お手玉作りを体験した。日本には何度も来ているが長野は初めてという呉翊僑(ウ・イーチャオ)さん(3年)は「みんな優しく教えてくれて楽しかった。須坂高校は校舎がきれいで環境がいい。学校の伝統やルールを守っているところも素晴らしい」と話していた。
 生徒会執行部が中心になって企画した交流会では茶道、室内楽、ダンスの各部活動が発表した。このうち茶道部の発表では浴衣姿の部員たちに教わりながら、台湾の生徒が実際に抹茶をたてて味わう体験もした。台湾の生徒たちも歌やダンスを披露して盛り上がり、写真を撮り合うなど、いつまでも別れを惜しんでいた。
 生徒会長の下田康太君(2年)は「準備期間が短くて大変だったが、みんなの協力で楽しい時間を過ごせた。台湾の生徒も笑顔で楽しんでくれていた様子だったのでよかった」と話していた。
 一行は5泊6日の日程で1日に来日。前日の2日は松本市内の専門学校でも交流した。松本城や軽井沢、志賀高原でスキー体験、首都圏の観光名所やテーマパークなどを巡り、6日に帰国した。
 県では10年以上前から台湾など海外からの修学旅行誘致に力を入れている。12月中には今回の私立醒吾高級中学を含む台湾やアフガニスタンから10団体が県内各地を訪れ、同世代の学生(13校)と交流を予定している。

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