岡谷の企業と情報交換

2013-06-29 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 精密・微細板金加工技術と電子機器のハーネスを製造する2社と県工業技術総合センター精密・電子技術部門を視察。テクノプラザおかやで岡谷市金属工業連合会(19社)の会員企業13社と名刺交換し交流した。
 交流会には岡谷市の宮沢昇産業振興担当副市長も出席。中小企業同士の連携や両市の企業交流が深まることなど期待した。須坂市からは企業トップや製造責任者らが参加した。太田哲郎オリオン機械社長は、ドライフルーツなど食品産業での連携も期待した。
 参加した山岸秀樹山岸製作所社長は取材に「新しい生産設備などを視察して驚いた。従業員の5Sや改善活動の取り組みなども参考になった」と話す。
 須坂、岡谷両市の人口は共に51,000人台。事業所数は須坂市175、岡谷市277(平成22年、従業者4人以上)。従業者数は須坂市5,915人、岡谷市7,106人(同)。製造品出荷額は須坂市1,129億円、岡谷市1,528億円(平成22年)。
 共に製糸業から転換したが、須坂市は富士通城下町として情報通信関連へ。岡谷市は時計・計測機器など精密・微細加工へ進んだ。
 須坂市産業連携開発課は「両市の技術は競合しないので互いの強みを生かして連携し、製品開発や技術開発につながることを期待したい。同連合会の須坂市への視察受け入れも計画したい」と話す。
 同ネットワークは平成19年度に須坂地域金型人材育成ネットワークとして発足。24年度から現名称に変え、参加企業が増えた。代表幹事は春原忠夫オリオン精工副社長。

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