動物園にかわいい仲間続々②〜ワオキツネザル

2013-04-28 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市動物園のワオキツネザル「ライチ」(メス、20歳)が赤ちゃん2匹を産んだ。19日朝、オスの群れから距離を置いて、ライチが赤ちゃんをなめているのを、飼育員が確認した。生まれたては約70g。日ごとに大きくなり、生後2週間ほどで一人歩きができるようになるという。
 ワオキツネザルはマダガスカル島に生息する原猿類。昨年10月、開園50周年を記念して京都市動物園から、ライチとオス3匹が一緒にやってきた。発情期は1年で秋のたった1日、しかも数時間だけ。担当飼育員の小林正和さんは昨年11月1日、飼育舎にいつもと違う騒々しさを感じ「ひょっとしたら春先に赤ちゃんが生まれるかも…」と期待していたという。
 ライチはこれまでも毎年のように出産を経験しているベテランママ。お腹の両脇にしがみつく赤ちゃんに授乳したり、抱えながら岩や丸太の上を軽々と移動する姿が微笑ましい。性別はまだ分かっていない。
 小林さんは「先週末の寒さと雪で心配したが、今のところは順調に育っている。まだ楽観視はできず不安だらけだが、このまま成長して、どんどんやんちゃになっていく過程を見てほしい」と話している。
 毎日午後4時頃からのディナータイム(えさやり)や、天気の良い日が間近で見るチャンスだ。
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 新しい命が誕生する一方で、カラカルの「サクラ」が昨年12月(オスの竜太は2010年1月)、サバンナモンキーの通称「ばーさん」が今月13日に死んだ。「ばーさん」は同園に来て23年で推定年齢は25―26歳。人間にすると100歳という長寿だった。どちらも、ハッチ人気に沸く以前の同園を牽引してきた人気ものだった。

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