塩釜市民が須坂へ御礼に〜感謝隊の阿部代表ら3人

2013-04-27 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市が支援を続ける、東日本大震災(平成23年3月11日)の被災地、宮城県塩釜市から19日、市民3人が御礼のため須坂市役所を訪れた。両市は支援・交流を機に昨年10月、災害応援協定を結んだ。3人は塩釜市の仮設住宅に住む阿部勝雄さん(68)が代表を務める「しおがま感謝隊」のメンバー。名産のかまぼこを持参し、阿部代表は「須坂の皆さんから支援物資や元気を頂き、塩釜市とは関係なく、感謝の気持ちを表すために顔を出した」と述べた。
 阿部代表は震災について「海の近くにあった自宅は津波で流れてしまったが、高台に避難し体は無事だった。塩釜市は、宮城県内では一番早く仮設住宅ができたので2カ月の避難所生活を経て2年前の4月28日に入居した」と説明した。
 続けて「秋に頂いた須坂のリンゴは食べたことのないうまさだった。うまいリンゴを初めて食べたという人がほとんど。また、初めて見たカンナは見事に咲いた。長持ちして驚いた」と語った。
 阿部さんは別に夜回り隊も結成している。自治会がない伊保石地区の仮設住宅を7人で回っているという。
 面会した中沢正直副市長は、来訪に感謝し「一日も早い復興を祈念します」と述べた。
 今年3月には山形県村山市へ御礼と交流に。また、須坂市の帰りには埼玉県坂戸市を御礼で訪ねたという。
 一方、須坂市から贈ったカンナを塩釜市で管理している佐藤静夫さんが18日にミヤギノハギ(宮城県の県花)を須坂市に贈った。須坂市は今後苗100本を育てる。

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