農作業や地域の伝統行事学ぶ〜9年目の農業小に児童50人が入学

2013-04-21 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 信州すざか農業小学校豊丘校は13日、本年度の授業を開始した。そのさとホール(豊丘上町)で行った入学式に続いて早速、近くの畑でジャガイモの植え付けをした。子どもたちは班ごとに分かれて農家先生に教わりながら作業し、農業の楽しさや大変さを学んだ。
 農作業が初めての子どももいて、初めは鍬(くわ)をうまく使えず、土起こしに苦労する姿も見られたが、徐々に慣れてくると畝(うね)に沿ってジャガイモの苗を等間隔に置き、肥料を入れて、両足を使って土をかぶせる作業を手際よく行っていた。
 「楽しそうだったから」と今回初めて入学した佐籐大地(たいち)君(高山小4年)は「土をかぶせるところが(土が)重くてやりづらかったが、上手にできて楽しかった。初めてなのでまだ慣れていないけど、他の学校の友達とも仲良くなりたい」と話した。
 本年度校長に就任した小林道男さん(66、豊丘上町)は「自然や土と親しみながら、種をまき、育て、収穫する農業の喜びを味わったり、食のありがたさを感じてほしい」と期待していた。
 9年目となる本年度は市内の小学校を中心に50人(市内41人、市外9人)の児童が入学した。ボランティアの農家先生(20人)や須坂園芸高生、信州大生らと一緒に来年2月まで毎月1〜2回(年間18回)、主に土曜日に農作業や地域の伝統行事を学んでいく。

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