須商の4人が全国大会出場へ

2012-07-22 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 22〜31日の間に千葉県や東京都で開かれる簿記や情報処理、珠算の全国大会に、須坂商業高校の4人が出場する。4人は6月に塩尻市の県総合教育センターで行われた「第12回県高校商業総合競技大会」(県商業教育研究会主催)の各競技で上位入賞し、全国大会の出場権を獲得した。
 県大会は商業系の高校を中心に15校から約240人が参加し、珠算・電卓、情報処理、簿記、ワープロの各競技で学習の成果を競った。簿記個人で竹内結奈さん(3年、北旭ケ丘町)が2位、情報処理個人で三木俊幸君(同、相之島町)が4位、珠算個人総合で町井英里さん(同、中野平中出身)が3位、滝沢勇斗君(1年、高橋町)が5位に入った。
 簿記は仕訳、帳簿問題の第1部と計算、決算問題の第2部(各45分、各100点満点)で競った。所属する簿記部で過去問題に繰り返し取り組み、108点を取った竹内さんは「昨年よりもレベルが上がっていて難しかったので自信は無かった。入賞できないと思っていたのでびっくりした」と振り返り、22日に千葉県で開く全国大会では「県大会で敗れた長野商業の人に勝てるように頑張りたい」と話している。
 情報処理は筆記で第1部「関連用語とデータベース」第2部「表計算とアルゴリズム」(各40分、各100点満点)で競った。情報処理部の部長を務める三木君は、部活の時間に過去問題を解くなどして県大会に臨み152点を獲得、1位の生徒とはわずか5点差だった。三木君は「自信はあったが理解していた問題の解答の仕方を間違えてしまった」と悔やんだが、29日に千葉県で開く全国大会では「大舞台のプレッシャーや緊張はあるが、細かいミスをなくしてベストを尽くしたい」と意気込んでいる。
 珠算は乗算や除算、見取り算などの普通計算12分と文章問題の応用計算15分(各300点満点)で競った。220点を取った町井さんは「全然できなかった。応用計算が目標の点数に届かず、2位と100点開いてしまった。もっと上といい勝負をしたかった」。170点を取った滝沢君は「初めてなのでよく分からないが、やれるだけのことはやった。初めてにしては良くできたと思う」と振り返った。
 全国大会は31日に東京都で開く。町井さんは「出場する県内の生徒の中で3位を取ることと、県大会のときよりも点数をもっと上げたい」。滝沢君は「全国大会に行けると思っていなかったので、県大会のときには応用問題に取り組んでいなかった。今度はちゃんと勉強して挑みたい」と決意を新たにしている。

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