伝統野菜「村山早生ごぼう」を生産するのは?

2012-05-27 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 須高広域シルバー人材センター(坂田俊一理事長)は本年度、信州の伝統野菜「村山早生牛蒡(ごぼう)」の生産に取り組む。会員10人が17日、村山早生ごぼう生産組合(黒岩一雄組合長)の指導を受けて種まきを行った。場所は千曲川河川敷(村山共有地)内の遊休農地約700㎡。本年度組織化したシルバー農園運営委員会(駒津寿一委員長)と専任の村山早生ごぼう班(小林忠雄班長、黒岩彦二副班長)が栽培管理していく。
 独自事業としての野菜作りは3年目。市内高橋町(森田団地)に借りるシルバー農園約780㎡でのジャガイモやネギなどの作付けに続いて本年度は2カ所目。
 指導する村山早生ごぼう生産組合の黒岩組合長(82)は取材に「芽が出て100日ほどで収穫できる。地面を1m掘るのは大変だが、砂混じりの土壌で海抜300m台、暑さも最適で適地」と話す。
 同生産組合は平成19年の結成時には5人だったが、今は11人に。昨年の収量は3,500㎏〜3,600㎏と拡大傾向にあるという。
 他のゴボウより収穫までの期間が短く、色白で柔らかく、あく抜き不要の利点を生かして、収穫後は料理にも活用し、新たな地域の魅力発信を目指す。
 坂田理事長は「企画提案事業として地場産業の村山早生ごぼうは初めての試みだが、シルバー農園組織を活用して夢を持って取り組んでいく」と語った。

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