須坂市望岳台の南沢広江さん〜地域文化に貢献する4つの師範とは?

2012-05-20 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市望岳台の南沢広江さん(65)は、華道、箏、詩吟、水墨画の師範免状を取得、それぞれの教室を開くなど、地域の文化発展に貢献している。
 南沢さんは19歳の時、何か趣味を始めたいと思い、華道専心流に入門した。その後師範免状を取得、市内の福島町や米持町で教室を開く。昭和52年に箏を習い、平成5年に師範免状を取得、自宅で教室を開く。箏演奏には歌唱力も要求されることから、同54年に詩吟(昊翔流)を習い、その後師範免状を取得、望岳台や野辺町で教室を始めた。平成7年には水墨画を始め、同21年に長野県水墨画協会の指導者、墨心透映流の師範免状を取得、日滝・仁礼地区で教室を開いている。先月29日には南沢門下30周年のつどいを井上地域公民館で開いた。今後は水墨画を中心とした活動をするという。
 南沢さんは「あれやこれやで47年が過ぎたが、自分は才能がないと思い人一倍練習に励んできた。4つの分野にはテーマを定めて表現するという共通点があり、同時に習うことで相乗効果があったように思う。趣味を深めることで生きがいとなり、多くの方々と交流できたことが最大の幸せ。芸術にこれでよしはなく、さらに精進して深めたい。そして日本古来の伝統文化を守り育て、後世に伝え残していきたい」と話している。

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